climbing

サイコの岩場 マイ・ゲレンデ
サイコのトポはこちら

 
9月8日
池の内潔 汽車
小屋から小1時間。西湖のキャンプ場に近付くと青空がのぞいてきた。小屋のあたりは小雨だったのだが、あのあたりはいつ
も天気がわるい。
突き当たりに車を置いて林道を10分、樹林帯のなかの急なクライマー道をあえぎ登ること10分。明るい岩場の基部にでる。
鷲の巣(とうのす)岩とか言われていると古いガイドブックに書いてあったが詳細は不明。
正面に大きなスラブがあって、その右に小沢をはさんで岩塔がそびえる。岩場は南面にあって、日が当たると暑いくらいだ。
1時ころから登り始める。
西湖が光っているのがみえる。富士山も見えるらしいが、台風接近の今日は厚い雲の中だ。
スラブ壁を交互に登る。
5級、5.9、10a、10aと勝手にグレードをつける。
リングボルトが多いがところどころに新しいボルトもある。終了点はよく整備されている。ボルトを打ちかえると安心して登れ
ると思う。
小谷のアウトドアスクールのスタッフ5人が登ってきてトップロープで研修?を始める。運動靴。全員。登るのは女性スタッフひ
とり。
ぱらぱらとしてきそうなので4本でおしまいとする。
スラブ壁には10本ほどルートがあるようだ。広沢寺ゲレンデの倍の大きさか。
岩塔のほうは2ピッチあってほんちゃん風のようだ。
先週ハーフドームを登ってきた池の内氏は日本的な岩場に感心していた。
半日クライミングが楽しめるのがよい。こんどカラファテでボルトを買ってこよう。
by kisya

9月23日
member おまた かわさき 汽車
雲ひとつない好天。初冠雪の富士山が素晴らしい。
朝飯をゆっくりとりサイコ方面へ。11時には岩場の下にいた。
前回トライできなかった正面壁の左2本を登る。
それぞれ30メートルあって、左が10b、右が10a,スラブである。
リングボルトが打たれていてルートは明瞭。50メートルロープだと足りない。
懸垂は2pになる。
午後は右壁の前回登った5.9と10aを登る。おまたさんが5.9を初リード。
正面壁には都合6ー7本のルートがあることになる。
ノーズダイレクトともいえる正面ルートがあいているようでここにボルトを打ってみたいものである。
日が傾いてきて富士山がますます素晴らしい。サイコも。今日は一日中雲が湧くことはなかった。
まれにみる初秋の好日であった。5湖の観光エリアはマイカーの洪水状態のように見えた。

サイコ3
ボルトを打った
9月30日
メンバー いけのうち、きしゃ くろ

午後から雨になるという。いかにもそのような気配の朝である。
あり合わせのボルトが10数本ある。ペッツエルの10ミリ径60ミリ長のものである。サイコゲレン
デにぴったりのものだ。11時過ぎに岩場についた。
おっと、といういけのうちさん。ハーネスを忘れた、とかでシュリンゲで自作する。
あいている正面ダイレクトをトップロープで登りボルトの位置を決め、ぶらさがりながらあっという
間に5本を打つ。ふたりが交互に登って新ルート完成。ノーマル右5.9としよう。先週おまたさんが
登ったノーマルは5.9というのはまちがいで先々週5@級としたもので、ま、5.7とでもして
おくのがよいかもしれない。いずれ要所のボルトをペッツェルに変えよう。
ノーマル左は10a.。いけのうちさんが錆びたリングボルトのかわりに3本新打ちして整備。そのころには小雨となった。
あと30本ほどペッツェルボルトが必要かもしれない。

サイコ4
メンバー いけのうち なべ 汽車 ひろみ くろ まいら
10月6日
先週まであったアプローチの鉄橋がはずされていて、山道を少し歩かなければならなくなった。
土曜日とあってゲレンデはにきやかだ。企業研修生を連れた小谷の学校がきていた。ルートを登ると拍手
がわくのがへんだと思っていたのだ。あっというまに去る。どこかの山岳会10人ほどもきていた。
「ザイルダウン!」
とか言っていた。中年と若い女性たち。下のキャンプ場に滞在しているらしい。リッチなオートキャンパーでも
あることがあとで分かった。
正面左の2本を整備した。9か10a。どちらも30メートルほどの長いルート。間にもう一本ルートがある。コ
ケっぽいので手をつけなかった。あっと
言う間に時間がたって暗闇の中を下山。夜なべちゃんがやってきた。今夜のメニューはトン汁と野菜炒め
10月7日
昨日とおなじメンバーが岩場にいた。さらにボルダリングのマットを持った若者グループもいて大賑わい。その
うち白人グループもやってきて岩塔のマルチを上りだした。
正面の小ハング直上にボルトをうつ。5本のルートがぴかぴかのfixe(イタリアの金具)で整備されたことになる。岩塔ルートは
3pほど。昨日も今日もパーティがとりついていてまずまず安定しているようだ。アルパインクライミングのよ
うで面白そうだ。こんど登ってみよう。あちこち登った。チキン照り焼きとごーやちゃんぷるを作る。
10月8日 
ヒロミさんとマイラ(犬)がやってきた。ロープをはったところで雨となり敗退。予報よりやや早い雨の訪れで
あった。クロとマイラが仲良くあそんでいた。吉田ヤナセ向かいのうどんを食して解散。


サイコ5
  
10.13
ikenouchi endo kisya くろ
素晴らしい秋空の日。のんびり出て取り払われた橋にかわる回り道をかまなたで整備
しながら岩場には昼着。誰もいない。
左エリアの三段ハングとその左のダイレクトを整備する。トップロープで試し登りし
てボルトを打つ。池ノ内枯れ木がおれてずこっけるハプニングあり。三段ハングは完
成。イモにで酒盛り。
10.14
ikenouchi endo nabe kisy くろ
今日も絶好の秋日和。岩場には今日もだれもいない。風もなくおだやか。湖にはボー
トやウインドサーフィンが浮かぶ。
なべちゃんがきて昼前に全員集合。左エリアの右既成ルートを登る。見た目より難し
い。10ありそう。左ダイレクトにトラバースしてボルトを打とうとしたらバッテ
リー切れであった。昨日バッテリーを充電するのを忘れたため。ここは10びーの予
定。池ノ内の三段ルートをみんなで登る。1
0しーはあるか。下から見た感じよりもぼろぼろの岩であった。汽車オンサイト。
左ダイレクトのとなりのハングルートを試し登りしたいけのうちいわくここは11あ
りとのこと。掃除する。


サイコ6
いけのうち 汽車 クロ
10.27
絶好の秋日和である。富士山は紫色に輝き、てっぺんあたりは何度目かの雪で薄化粧している。近所の黄葉はカエデの類か。透過した光がやわらかい日差しを庭におとしている。葉形はカエデのようだけれど、黄色くかわるカエデもあるのだろうか。垣根のあたりのドウダンツツジは真紅に色をかえて今がいちばんよいときのように見える。風はいくらかあるが、陽気はぬくぬくとしていて、こんな日ならだれでも幸せな気持ちになれるにちがいない。クロは、朝日をあびてベランダにべったりと腹をつけてうつらうつらしている。敷物になってしまったようだ。いまがいちばんよいとき、と思っているにちがいない。だれでもクロのように考えられれば人生は言うこと無しだ。
作りおきの雑煮スープに七輪でもちを焼いていれる。
夜中に到着したらしい池のうち氏がのんびり起きてくる。手酌で深酒をしたのか、ああーとかううーとか言っている。
朝飯をすませ、クライミングの道具をガチャガチャ言わせて整理し、電動ドリルのバッテリーを充電し、そういえばいまのうちにやっておこう、と水道管に凍結防止のヒーターをまき、そういえばこの不凍栓もと思いつき、かがまなくても開け閉めできる孫の手方式のハンドルをとりつけ、してやったりとその成果をよろこぶ。畑に立って、冬も近いというのにいまだ未成熟な大根たちを、この後どうしたらよいものか、などと考えたりしているうちにいよいよ日が高くなってきた。
「そろそろ出かけようか」と車のエンジンをかける。クロが飛び乗ってくる。
予想に反してすいすいと湖畔の観光道路をドライブして30分ほどでサイコの駐車場に到着。いつものように急な山道を大汗かきながら、岩場の基部につくころには11時になっていた。クロも水筒の水をがぶがぶと飲む。
今日の仕事は新しいクライミングルートを作ること、その3である。先週のうちに大体見当をつけておいた岩場上の仮想のルートに安全確保用のボルトを打ち込むこと。そうすることによって、だれでもトライすることのできるピカピカのクライミングルートが完成するのだ。朝方用意した電動ドリルは充電式のバッテリーを使う野外用で、ボルトの穴を岩にあけるためのもの。重い思いをしてここまで持ち上げたのである。
あまり人の世に知られていない事実についてお伝えしたい。
地表部分の堅い岩石が露出して絶壁となっている自然地形が国内あちこちに存在する。一般には岩場とよばれるのがそれだ。そしてそこが登山道や林道の近くであるのならば、そこには必ずといっていいくらいクライミングのルートが作られている。なん十年も昔から日本中の岩場にクライミングの愛好家がルートを作ってきた成果がそれである。そのつもりでそれらしき岩場を見あげれば上にむかって一列に延びるボルトやハーケンなどを発見できるはずだ。それがクライミングルートである。一般の人の知らない事実であろう。
岩壁があればそこでロッククライミングすることが可能だ。ただしそこがぼろぼろの崩れやすい岩場だとクライミングを楽しむには危険すぎる。落石などの心配のないしっかりした岩場を発見したら、土や泥などでを落し、コケなどは剥がして、金ブラシでクリーニングする。その後、安全確保用のボルトを打ち込んでルートとする。これがロッククライミングのルートを作るということの必要充分な説明である。
作られたルートを初めて登るのが初登攀。初登攀するのは普通はルートを作った本人であることが多い。初登攀した人はそのルートとそのグレードを世界中に発表できることになっている。そのルートに自分の好きなように名前をつけることもできる。自分の子供に名前をつけるようなものである。そういう伝統がロッククライミングの世界にはあるのである。
日本中の岩場にクライミングルートが作られてしまった現在、もう新しいルートの制作は不可能かといえば、それがそうでもなく、いまでもあちこちで愛好家たちは新しいルートを作りつづけている。辺境の岩場や林道から遠く離れた岩場、山の上の岩場など、あるいは有名な岩場の脇や、日の当たらない裏側、にいまでもクライミングルートはつくりつづけられているのである。

今回のわれわれプランは、知るひとぞ知る古い岩場、山梨県のサイコ湖畔にあるサイコ、そのメインゲレンデの脇や日の当たらないその裏側、あるいは既成ルートと既成ルートの間に、新しいルートを作るというもので、およそ10本のルート制作が計画されている。われわれは先週と先先週とその前の週、さらにその前…、すでに5本のルートを作ってきた。
今日はぼくが1本、池ノ内氏が1本、屏風のようにヨコに広がるサイコの岩場のもっとも西の端に、新ルート完成のためのボルトを打つという胸おどる日なのである。湖は銀色に輝き、そびえる巨大火山は反逆光の美しいシルエットをひろげている。さきほども申し上げましたが、すでに先週のうちに仮想のラインは考えられていて、コケなども落とされ、金ブラシとハンマーで、指や手に危害を与えそうな粒子やもろい岩角などは処理されていて、あとはボルト打つばかりの状態。サイコのもっとも西端にあるこの新エリアは、本日、われわれの到着をいまや遅しと待っていたのである。
ドリルやボルト、ハンマー、そのほかいろいろを身につけて仮想ルートの最上部へ登る。ロープにぶらさがりながら、ドリルで岩を穿ち、ボルトを入れて、レンチで締める。錆びとめをほどこしたボルトが灰色系稀褐色の岩場に銀色の星のようにキラリと輝く。岩壁のすぐとなりでは作業用の革手袋をはめた池ノ内氏がもう一本のロープにぶら下がりながら金ブラシで岩を磨くことに余念がない。声をかけるが返事がない。金ブラシ作業に全身全霊で没頭しているのだ。けっこう変わっている人かもしれない。
ロープ伝いに下りながらたちまち7本のボルトを取り付けた。新ルート完成。
ドリルを池ノ内氏に手渡し、こんどは彼がとなりの仮想ルートにボルトを打つ番だ。再び最上部に登り返し、同じようにドリルで穴をあけボルトを埋め込んでいく。
ぼくは折りたたみのノコギリとカマを出して登り口付近のヤブやら草などを刈り込んで、整理し、あまつさえ整地まで始める。
電動式ハンマードリルの機械的な轟音が岩肌にこだましている。池ノ内氏もまたたくまに4本ボルトをとりつけたようだ。見上げると5本目の穴をあけようとしている。そのときドリルが急にか弱い声に変わる。
「ちっ。バッテリー切れだ」岩場を足蹴にして悔しがる池ノ内氏。あと2本で新ルート完成だというのに。一度小屋に戻って充電しないかぎりドリルはもう動かない。
岩場で地団駄する池ノ内氏に言う。
「ま、しょうがない。残りの2つのボルトはまた次回」
しばらく休憩とする。クロは山が好きだ。あちこちくんくん鼻をならしながら散歩している。ケダモノの匂いがするのだろう。チーズと水をあげると、こんどはごろりとヨコになって昼寝を始めてしまった。全山錦秋、落葉して明るくなった森の中へは日が差し込んで下草の紅葉はいっそう鮮やかだ。
今日始めにぼくが作ったルートを登ることにする。ボルトが打たれたから安全に登ることができる。ロープをハーネスにつけてまず僕がトライ。安全は確保されているとはいえ、ボルトより上部で落ちればそれなりの距離を墜落するわけだから慎重に行く。池ノ内氏は下でロープを握りぼくの動きに合わせてロープを繰り出している。
「……」
「……」
二人とも声はない。
いくつかの手がかりや足がかりはボルトを打つ時に確かめてあるから、その点安心だ。難しいと思われるところの動きはその時に研究もしてある。
下からみるとカンタンに見えたところが意外とむずかしい。ぼくをロープで安全確保確保している池ノ内氏が両足の間から小さくみえる。

足が震えるような難しいところが2箇所ほどあった。なんとか墜落せずに5本目のボルトを越えると、見上げているはずの池ノ内氏は岩の下で見えなくなった。
息があがっている。最後のボルトにロープをかけると急に傾斜がおちて、あとはカンタンに終了点に到着した。
一息ついて振り返ると富士山が大きい。湖には小さなボートがなん十も浮かんでいる。へらぶな釣りの舟のようだ。
ロープ伝いにするすると下る。
「やったね。オメデトウ」池ノ内氏がうれしそうだ。
つぎは池ノ内氏が登る番。
ロープをハーネスに結びつけながら聞いてくる。
「グレードは?」
グレードは難しさのことで、5から,15まである。15が現在世界でいちばん難しいクライミングルートのグレードである。この数字は世界で通用する基準なのである。
「10くらいかな」ぼくが答える。
池ノ内氏がぼくよりもあきらかに慎重に登りはじめる。慎重だが迷いはない。ゆっくり確実の登っていく。ボルトに正確にロープをかけながら登っていく姿に見ているほうも安心感がわいてくる。
さすが永年世界のあちこちでクライミングを経験してきたエキスパート。核心の部分をあっさり越えて姿が見えなくなった。しばらくして「オーケー、登ったよ」の声が頭上から聞こえてきた。
池ノ内氏が再びロープにすがってするすると降りてくる。
息を弾ませることもなくニコニコ顔で言う。
「グレードは10だね。いいルートだよ。名前はなんて付けるの?」
まだ考えてない。「こんどまとめて考えようよ」と答える。
日が傾いてきた、湖が金色に輝き始めている。急に冷えこんできた。今朝、水道管にヒーターをまいたのは正解だった。
店じまいの荷物をまとめながら池ノ内氏がいう。
「もう一回だね」
バッテリー切れでまだ2つのボルトが打たれていない。来週もまたここで仕事しなければ。
「さっき観察していたら岩場のもっと西端にもまだルートが作れるみたいだ」もう仮想ルートを考えているらしい。再来週の仕事もありそうだ。
それにしても、池ノ内氏は都会ではどんな仕事をしているのだろうか。なにしろ、ここ1.2ヶ月というもの週末という週末はこの岩場で過ごしているのだから。彼の仕事はともかく、クライミングルートを作るということが大好きな人であることは間違いないようだ。クライミングルートを作る仕事はもちろん一銭にもならない奉仕のような仕事なのだから。時間とボルトなどすべて自己負担。好きでなければできない土方仕事である。好きだとはいえ、先先週など、ボルト打ちの最中、つかまっていた枯れ木が折れて数メートルでんぐりかえって墜落するハプニングまであったのだ。ルート作りは命がけなのである。池ノ内氏はやはりちょと変人かもしれない。
古いロッククライミングゲレンデ、サイコ。クライマーが訪れることもまれな忘れられたゲレンデ。新しいルートが作られることによって、またクライマーが少しずつやってくるのかもしれない。
あたりが暗くなってきた。クロがしきりに帰りたがっている。秋の夕暮れはつるべおとし。突然ひらめいた。そうだ、今朝かた、頭を悩ませた畑のいじけたダイコンは明日にでも収穫してタクアン漬けとしよう。名案に満足して暗くなりはじめた急な山道をかけおりた。


サイコ7
11月4日
いけのうち きしゃ くろ
昨日は駐車場までやってきたら雨になった。
駐車場の周辺はオートキャンプ場と別荘地になって
いる。サイコ一周のドライブをして帰荘。おそらく駐車
場のあたりは根場という集落だったようだ。小学校の跡地をさが
すがいまいち判然としない。古い石垣の上にたつあたらしめの別荘が不
釣合いに見える。今根場というのは、対岸の西湖民宿村となっているところ
を言うらしい。46年の水害で集落の名前ごと引越ししたらしい。民宿村ははたし
てそのような立地のところにあった。区画整理された敷地に民宿がずらりと並んでいる
。古い土着の民家というものは一切ない不思議な村である。無理やり作られていると言う感
じであった。ブリダイコンを作ってみる。かなりの味であった。ミネストローネスープが大量に
できてしまった。増量したカレースープもひとなべできてしまった。なべ長者である。

 さて昨日とはうってかわった秋日である。富士山は7合目までたっぷりと雪を積もらせた
。根雪になりそうだ。紅葉は湖畔に向かって駆け下りている。
バード10bを登ってロープをたらし、11のルートにボルト
を打ち足す。いけのうち、汽車が登ってオンサイト
。そのバリエーションルートに3本を打ち足
し一本とする。トップロープでトライし
たがここも11ありそうだ。リードし
たくないルートであった。
北北西に進路をとれの
2p目を偵察するが、
ルート作りはたいへん
そうだ。また次回考え
よう。
ルートが作れそうな所
はおおむね作ってしま
ったということか。

サイコ8
11月11日
金森 柏 いけのうち きしゃ くろ 

快晴。前日の雨で富士山4合目まで真っ白。秋空に純白の化粧が映える。
西湖自転車レース開催とかで時差的通行止めがあり、それでも11時過ぎに
は岩場にいた。地元山岳会の救助訓練が開催されていて十数人がいた。ウイ
ンチまで設置している。
未登の緑の森エリアのアルパインルートの2pを登る。前回のぼった1pと
あわせるとリッパなルートである。正面スラブの5.8を登る。5.10といって
もおかしくない。
金森夫妻はヒッチコック10bなど数本を登る。
夕方、未登の岩塔2pを登る。1pはエプロンで、2pは40メートル。交
互に登る。もろい岩壁でヒヤヒヤのアルパインルートだった。
夜は、5.13鍋とチキンクリームシチューで夕食をとりました。


サイコ9
11月16日
いけのうち きしゃ くろ かとう

小淵沢のactメンバーのかとうさんがやってきた。先週は足元まできて岩場を発見できず
合流できなかった経緯がある。
小屋の朝はマイナス5度まで下がった。秋色は湖畔にまでやってきた。晩秋である。
昼から森の緑のアルパインの左の直登ルートを整備する。
トップロープで登ってみる。出だしのハングはガバがあって容易。中間部は快適。最後の
フェイスが強敵。フェイスはコケもあって大掃除しないといけない。終了点を2段階にする
とよいかもしれない。下部は10a,フェイスは10cはありそうだ。
夜は、イタリアンでワインがおいしい。

11月20日?
ちゅう、けんじ
全部は登れなかったけど、感想などを書きます。

・アプローチ
けんじさんが来てくれました。Pから屋根岩みたいに全貌が見えて、思っ
ていたよりもでっかいので驚きました。
Pから30分強かかりました。最後の堰堤からの登りは、落ち葉が滑って
結構シンドイですが、fixロープでずいぶん助かりました。

・取り付き
割と安定していて、いいです。景色抜群。日当たり最高。申し分ないです。

・ルート
3つの壁をそれぞれ登りましたが、全体的に低レベルグレードほど辛目に
感じました。
一般にグレーディングは、要素が整理されていませんし、クライマー間で
の明示的なコンセプトもありません。
ゆ~じがクリプトナイトをRPしたとき、14dはないということを云い
ました。
彼でさえも、そのときの主観で一過的にグレーディングするわけですから
、公平な評価はかくも難しいのだは思います。
でもスポーツルートの開拓者は、今後取り付くクライマーのレベルについ
て充分に注意深い必要があると、僕は思います。
だって、危ないですから。

以下、登ったルートごとのコメントです。右の方から。

①ノーマンベイツ10c・・・1ポイントのみ。限定は気になりません
でした。
②アンソニーホプキンス7・・・おもしろいです。、5.8に感じまし
た。5.9でも文句ないです。
③ジャネットリー8・・・とってもおもしろい!! 5.9に感じまし
た。10aとしても文句ないです。出だしにもう一本ボルトがあっても
良い
と思いました。
④サイコ9・・・ルート名通り、異常に怖いルートでした。けんじさん
には薦められませんでした。ボルトをもう3本ほど足して欲しい気がしま
す。グレードは5.9なのかもしれませんが、修正が恐ろしくて、10
aを感じました。壁が思いっきり寝てますので、どのクリップに失敗して
も、ロングフォールになってただごとではすまない気がします。
⑤ヒッチコック10b・・・とってもおもしろい!!ここのところ甲信
の岩場へばかり行ってますが、それらの水準と比較してもこのルートは
抜群
に高品質です。けんじさんがぎりぎりでOSしたことからも適正グレー
ドだと思いました。発表されれば人気ルートになりますね。
⑥ダイヤルMを廻せ11a・・・パワフルでおもしろい。適正グレード
だと思いました。
⑦引き裂かれたカーテン11b・・・チンケ(ごめん!)ですけど、見
た目よりもおもしろかったです。レイバックに入るときにもう一本ボル
トが
欲しいなあ、って思いました。あれで落ちると、下の寝たところにたた
きつけられますね。上に立ちこんだあとの微妙なムーブが核心だと思い
ます
が、これはどっかの11bとそっくりでした。従って適正グレードかと
思います。

※一応⑦だけ1テンで、あとは全部OSできました。
左の壁は結構掃除も大変だったのじゃないですか? 大変な労力だった
ろうと思います。ごくろうさまでした。
まだまだ開拓の余地もありそうで、楽しみです。僕にもお手伝いさせて
ください。
BACK TO ARC2001年の記録
 
BACK TO ARC